振袖におすすめの柄11選!日本伝統の柄や文様に込められた意味をご紹介

和柄

目次

たくさんの色や柄があり、華やかな振袖。
振袖に描かれる繊細で美しい柄は、日本に古くから伝わる伝統的な柄が多く、一つ一つに意味が込められています。
今回は、振袖におすすめの日本古来の伝統的な柄や文様をご紹介します。
振袖を選ぶ際の1つの参考にしてみてください!

――桜

日本を象徴する花である桜は、美しさの象徴だけでなく、様々な意味を持ちます。花が一斉に咲き誇る様子から「繁栄や豊かさ」を意味したり、古くから「桜の花が長く咲けば、穀物は豊作に」という言い伝えがあることから、「五穀豊穣」を表しています。

――菊

古来より中国では、菊を浸した水を飲むと長生きをするとされ、「長寿」を象徴します。また、菊の花には邪気を祓う力があるとされており、高貴で格式の高い花とされています。

――梅

寒い季節に香り高く咲く姿が、厳しい境遇の中でも努力し実を結ぶ人の生き方を想像し、「忍耐力や生命力」を表します。

――牡丹

大きな花で美しく華やかな印象から「百花の王」と呼ばれています。「美しさと富、権力」を象徴しています。

――松

四季を通じて落葉せず、千年の寿命があるとされることから、「長寿」を表します。また、雪や寒さに負けることなく大木となる様子からも縁起の良い木とされています。

――竹・笹

真っ直ぐと天に向かって成長する姿より「成長」を。常に緑を保つ葉は「強く靭やか」を。そして地下茎を広げて群生する姿は「長生き」を象徴する縁起の良い柄です。

――熨斗

熨斗は、神様へのお供え物や贈り物に添えられてきたことから縁起の良いモチーフです。熨斗を何本か重ねたものを束ね熨斗と呼び、多くの人からの祝福や幸せを周囲の人と分かち合ったり、人と人との絆を表します。

――鶴

鶴は千年の寿命を持つとされ、「長寿」を表します。白と黒の羽毛に頭に一点の赤を持つ美しい姿で、古くから吉祥を表す鳥として愛されています。

――蝶

ひらひらと美しく舞う姿が優美な印象を与えます。さなぎから羽化し、美しい蝶へと変わる様子より「不死不滅」や「出世」といった意味も表します。

――扇

開いた形が末広がりであることから、繁栄を表します。

――雪輪

雪の結晶を丸くかたどった柄です。雪が沢山積もると豊作になると言われていたことより、「五穀豊穣」を願う縁起の良い柄です。

文様

文様とは同じ図柄が繰り返し使われる装飾のことで、柄の装飾や着物の地紋(生地にあらかじめ織られた模様)に使われます。振袖をより華やかで上品な雰囲気にしてくれます。

――流水紋

ゆるやかに水が流れる様子を線で表したもので、流れる水の清らかさ、苦難や災厄を流し去るといった意味を持ちます。

――紗綾形

「卍」を斜めに崩した図柄です。卍は幸福を意味し、繰り返すことで「不断長久(絶えることなく長く続くこと)」を表します。

――亀甲

亀の甲羅に似た六角形をつなぎ合わせた図柄です。亀は長寿を表すことから、幸福と長寿を祈る文様です。

――七宝

七宝とは仏教用語で7つの宝を意味します。円が繋がって続く様子は、「円満」や「調和」などの願いが込められています。

今回は振袖の柄と文様についてご紹介しました。
日本に古くから伝わる柄には意味があり、昔から豊作や人々の発展が願われてきたことが分かります。

柄の意味を知ると、振袖が今までと違って見えそうですね!
振袖選びの参考にしてみてください。

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